2011年09月13日
9.11 想う事

旅客機を高層ビルに突入させるという想像を絶する方法でのテロ事件
TVから流れる映像はまるで映画のようだった。旅客機を高層ビルに突入させるなんて事を誰が想像しただろう。当時のブッシュ大統領も一機目が突入した時は航空機事故だと思い、テロ対策はなされていなかったという。
人は自分の想像を越えた現象が起こった場合 それを認識するのに時間がかかるのだと痛感した。
いつもであれば空を見上げれば必ず数機の飛行機を見ることが出来るシカゴでも、一機も飛んでいないといった不思議な感覚だった。
翌12日から日本出張を予定していたが、当然出国出来ず大幅にスケジュールは狂ってしまった。あの事件で大勢の人の人生が変わってしまった事だろう。幸いにも私の友人達は事件に巻き込まれなかったが、職が変わったり、人生観が変わった人達は大勢いた。
NYの友人から "TVでは伝われないだろうが、埃と臭いが凄まじい" と連絡をもらった。事件の悲惨さが身に沁みて感じられた事を今でも覚えている。
テロリストもあれほど恐ろしくも緻密に計算された能力を持っているのだったら、何故もっと別の事に活かさなかったのだろう。違った世界が広がっていただろうに。
年が明けた頃 貿易センタービル跡地 グラウンド・ゼロを訪ねた。冷たい雨の降る日だった。何とも言えない悲しみだった。グラウンド・ゼロはこの跡地の事をさしていると思っていたが、爆心地の意味から広島と長崎への原爆投下爆心地などを「グラウンド・ゼロ」と呼ぶのが一般的のようだ。
2度と繰り返してはいけない人類の歴史上最悪の事件だ。10年後の9月11日 朝からTVでは各地で開催されているセレモニーが放映され、鐘が鳴らされるニュースが流れている。
何の罪もなく亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
Posted by UNI-CON INC. at 14:09│Comments(0)
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