2016年11月05日

シニアマーケット戦略


85歳の母がスマホを手に入れた
凄い時代になったと感慨深い

我々の世代が子供だった頃 50代と言えばかなりの年寄りだった

まして80代ともなれば皴しわのおじいちゃん、おばあちゃんといったイメージしかない

しかし、環境や医療の進歩などにより、シニアマーケットは年々拡大している

マーケティングの視点で言えば、シニアマーケットはドン・キホーテ的戦略では難しい
コンビニエンススタイルでも満足しない多様化する難しいマーケットでもある

母のスマホを例にとると スマホを手にした時に単純に嬉しかったようだ

しかし...



すぐに使い慣れたガラ携帯を手放し、新しく覚えなければならない事が多く憂鬱になる

まず、ここに着目しなければならない

憂鬱を極端に少なく、その不毛な時間を極力短くする

今回シニア向けスマホをいじらせてもらうと面白い発見がある
基本的にはスマホなのだが、ボタンなどは長押ししないと機能しない
間違って触ってしまうことが多いことを想定し、ちゃんと押しましたという意思表示が必要なのだ

普段スマホを使っている人からすれば、この待つ時間が鬱陶しいだろう
しかし、この機能は重要で、これがないと頻繁に違うページに飛んで行ってしまう

また、シニアスマホの利用度は電話、メール、写真、ネット検索だろう
かなり研究され、マーケットリサーチもされているようだが、まだまだというのが率直な感想

母は電話とメールだけでも十分だと思っていたようだが、写真が撮れることを知り喜んでいた
早速自分で食卓に並んだ料理を撮影していた
そして “自撮りはどうやるの?” と聞いてきた
TV などで話を聞いていることもあり、言葉だけは良く知っている
やり方を教えてあげると、これまた早速自撮りに挑戦していた
自分の顔を見て一言 “誰だろう? この年取ったおばあさんは?”
自分の年齢はかなり以前から棚上げしているようだ

そして、ネットで検索が出来ることを知るともっと喜んだ
いままで子供達に頼んでいたことを自分で出来る
すなわち人に迷惑をかけない
自立していることを感じることが出来ることで、覇気が出てくる

先に述べたようにシニアマーケットは多様化している
年齢だけで区分出来ない難しいマーケットだ

母のスマホで言えば、メールの要領は覚えた
写真の撮り方も分かった
しかし、メールに写真を添付する時は、撮影された画像からでないとメールが出来ない

従ってメールに写真添付するだけで、色々なところを探し廻る必要がある
これはドン・キホーテ型で若者やマニアであれば、それが楽しい
しかし、シニアはそのこと自体がかなり負担となる

また、限られたスペースに必要最低限のものだけを集めたコンビニスタイルでは満足しない

どこにいても振りむけば関連商品が並ぶ、大型スーパータイプの品揃えをコンビニスペースで実現しなければならない

我々が親の歳になった時、何を望むのか
相手目線で物事を考察する能力が益々必要な時代になってきている



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