2013年12月26日

郵政民営化の弊害

郵政民営化の弊害年賀状は1年で36億枚売れるそうだ。赤ちゃんが文字を書けると仮定すると国民1人あたり30枚程の年賀状を出すことになる。

それは冗談として1家庭で100枚~300枚程度の年賀状を出すのだろうが、これは貴重な収益源であり、これだけの枚数を販売するのも大変なことだ。

しかし、その裏には郵便局員に課せられた年賀状販売のノルマがあるらしい。

1枚50円の郵便ハガキが金券ショップでは46円で購入出来る。誰が金券ショップに年賀状を売りに来るのかと思えば、郵便局員だそうだ。

ノルマを達成出来ない局員達が挙って売りに来るらしい。

郵便局が民営化されてから...

競争原理が働きサービス含め随分と改善されたと思っていたが、競争を知らずに育った人達が競争に勝つ手段を知るはずもなく、身銭を切ってでもノルマを達成するという最悪のシナリオを作り上げている。

先日 Greeting Card を出しに郵便局に出向いたところ、いくつかの発見があった。

まず日本向け、海外向けの封筒に入った Greeting Card の束を差し出すとうろたえる。年賀ハガキか普通の郵便を予想していたようだが、全く違ったものを出されて軽いパニックになったのかもしれない。

そして “切手を貼るかたちで宜しいですか?” と尋ねてきたので “はい” と答えると、枚数分の切手を渡すから貼った後 もう1度窓口に来てくれと言う。

切手を用意するだけなのに 10分近くかかってしまい、年賀ハガキ購入者や速達を出す人の列でいつの間にか大渋滞となっていた。

まるで私が無理な注文をしているような眼差しで見る人もいたが “原因は素早く切手を用意出来ない郵便局員だ” と心の中で呟いた。

切手の束を持った局員が戻って来て金額を言う。そこそこの額になったので、当然のようにクレジットカードを差し出すと “カードは使えない” と言うではないか。

“えっ この時期は忙しいからカード支払いは受け付けないのですか?” と確認すると郵便局ではクレジットカードは使えないとの即答された。

今時カードが使えないサービス産業はサイゼリアと郵便局くらいだろう

気を取り直して局内のテーブルでセコセコと1枚づつ切手を貼るはめになったのだが、途中で “アメリカだったらクリスマス用の綺麗な切手が沢山あるのに、日本のものは無味乾燥でつまらない絵柄だなぁ” と思った瞬間

“あれっ もしかしたら日本にもクリスマスや新年用の切手があったりして?”

そこで、郵貯などを扱う比較的空いている窓口でその質問を投げ掛けてみた。

“クリスマスや正月用の切手はないのですか?”

“ありますよ” と当然のような顔で答えられると、思わず “えっ あるの!?” 

何であのおじさんはこんな面白くもない地味な切手をくれたのだろう? あれだけの束を抱えていれば、シーズンモノだと思うだろう。思わなかったとしても聞いてよ。

とまたまた心の中で呟いた。

本当の意味での民営化はまだまだ遠い。

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