2016年06月13日

ごみ屋敷


家の内外にごみをため込み、悪臭などを発生させる “ごみ屋敷” 問題が深刻化している

先般 TV で林修氏が、このごみ屋敷を “有機物、無機物” と “認知、不認知” の軸で分類していた

簡略すれば、本などの無機質なものと食べ物などの腐る、カビる、悪臭を放つ有機物かを分類し、どこに何があるかを本人が把握しているか否かで4つのフィールドに分ける

確かに同じ汚い部屋でも “有機物 x 認知” の部屋では本や書類などが散乱しているが、ゴミ袋や食べかす、服などが散乱している部屋と比べると汚さは軽減されているように感じる

林氏の解説は興味深く、有機物 x 認知のフィールドを “岡潔型” と名付けていた
岡潔は日本の...



数学者だが、部屋は本、書類などで散乱していたようだ
同じくスティーブ・ジョブスやアインシュタインなど天才型もここに分類されていた

確かに、この分類の人達は部屋が汚くても誰に迷惑をかけるわけでもない
逆にゴミ袋や食べ物が散乱し、悪臭を放つようになれば、もの凄く迷惑な存在となる

国土交通省が2009年に全国の市区町村を対象に “外部不経済をもたらす土地利用” について設問した調査では21%の市区町村が “ごみ屋敷問題がある” と回答している

2014年3月には大阪市が政令市初となる〝ごみ屋敷条例〟を施行した
その後、京都市、神戸市など強制撤去を組み込んだ市条例なども施工されている

2013年1月に施行された足立区の “生活環境の保全に関する条例” を参考にする自治体が多い

ごみ屋敷問題の背景には住人の孤立や、心身の病なども隠されている
本人がだらしがないからと思われがちだが、根本的な原因はそれだけではない

担当者は “強制撤去をしても、精神的、肉体的な問題を解決しなければ再発する恐れがある” と言う

例えば認知症など自分からSOSを発信できない人もおり、命を守るため強制力のある権限は必要
条例を根拠に他の自治体に戸籍や住民票に関する照会を行えるようになり、親族を見つけやすくなったという

このブログを読んでくれている読者の方々の周りには、あまり縁のある方がいないかもしれないが、日本の中でもなかり貧困に苦しみ、精神的に病んでいる人が大勢いる

これも日本の長い不況と雇用問題、社会の歪みが生んだ副産物とも言える

また、これだけ天候や環境、社会情勢の変化続けば強靭な精神力を持った人でも、高いモチベーションを保ち続けるのは容易ではない

特に日本人は生真面目な人が多いので、責任や原因を自己に追及する人が多い
これもまた精神を傷つける1つ要因だ

アメリカにはメンタルクリニックやカウンセラーが多数あり、気軽に対応してくれる
日本はまだまだ数も足りないし敷居も高い

最近は高齢者に対してのケアには行政も予算も動き出したようだが、子供に対してのケア、そして、働き盛りの社会人、主婦のことも忘れてはならない

“苦難先進国 日本” 
乗り切らなければならない問題は数多い



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