2013年07月03日

フェルミ推定

フェルミ推定先日 ある一部上場企業の人事部長と食事をしている時に “フェルミ推定” についての話題となった。

一般にはあまり馴染みのない言葉かもしれないが、80 から 90年代のアメリカ企業の採用活動で “Fermi estimate” を模倣したケーススタディと呼ばれるテストが行われていた事から、人事の世界では有名。

フェルミ推定で特に知られているものは、フェルミ自身がシカゴ大学の学生に対して出題したとされている “シカゴには何人のピアノの調律師がいるか?” という質問。

見当もつかないような量を推定するこの質問に対して、どのような前提や推論の方法をもって回答、対応するかによって その人の考え方や常識度などを見極めようというものだ。

例えばシカゴのピアノの調律師の場合 これを読まれた方は推測してみてください...




シカゴの人口は300万人とすると 1世帯あたり平均3人程度で100万世帯。 10世帯に1台の割合でピアノを保有するとし 10万台程度のピアノが存在する。ピアノの調律を年1回やるとすると、ピアノの調律師は1年間 何台のピアノを調律するかを計算すれば結論が出てくる。

こういった具合に前提と仮定、推論をしていくことで結論を導き出す。従ってこの前提と仮定、推論が著しく違っていると、結論も大幅に変わってくる。

何故この話題になったかと言うと “シカゴに月の砂でコンクリートを創った人がいる”  という話題から、月の砂でコンクリートが創れれば基地は作れる。

月には人が住めないが、火星には大気や水があることがわかり、酸素も創れることから生物が生存出来る可能性が高い。月を中継基地として火星に行く。こんな話題から派生したのだ。

他愛もないトピックスから “フェルミ推定” の話題に繋がり、日本の雇用の現状、未来予想までする。こんな酒の肴も時には楽しい。

如何なる状況においても、自分の領域に活かしていける才能。プロというのは、こういう人を言う。

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