2013年04月18日

バナナの眼(阿吽)

バナナの眼(阿吽)日本人特有の “阿吽(あうん)” 
これがある以上グローバル化は絶対に出来ない。

日本の生活にも随分と慣れ、日本独特の商習慣も思い出したり、順応出来るようになってきたが、この “阿吽” だけには閉口する時がある。

滞米生活でミスコミュニケーションによる辛酸を舐めた経験があるだけに、言った言わないの不毛な論争が行われないよう、重要課題は何か証拠の残る形で必ず確認するようにしている。

分からない事、紛らわしい事は必ず その意味をお互いが正しく理解しているか、出来る限りブレイクダウンして相互理解するような会話を心掛けている。

その点で言うと、日本人ビジネスマンにとっては、言いにくい事、聞き難い事をズバズバ申し上げているのかもしれない。

以前 リクルート時代の友人に “君は日本人の顔をした外国人だと思っていた方が良い” と言われたのは、この辺が影響しているのだろうか。

先日も この “阿吽” で随分と苦しめられた。

日本人は...

“Yes or No” をはっきり言わないと言われるが、今回もその典型的なトピックスだった。No なのですが、その真意は Yes なのです。いったいどっちなのだ! と言いたくなる。

例えば “この仕事を受けるためには、必ず事前にセミナーを受講しなければなりませんか” の質問に対して “いいえ 必ずしも受ける必要はありません” と回答がくれば “そうですか それでは私は受けなくても良いのですね” と解釈するのが自然な会話の流れではないだろうか。

ところが、真意は “必ずしも受講しなければならないわけではありませんが、貴方は受けなくてはいけません” が隠されていたのだ。

誤解のないように確認していたつもりだったが、日本人特有の相手を思いやる優しさから 言葉をオブラートに包み言われたため、全く逆の意味で解釈してしまったのだ。

このエピソードを何人かに話したところ、面白い結果が出た。

日本にいるビジネスマンに尋ねると “貴方は受けなくてはなりません” の隠された真意をほぼ全員理解していたのだ。

ところが、滞米生活の長い日本人に同様の質問をすると、全く理解出来ないし、何故質問に対して最も肝心な部分を隠さず言わないのかと不思議に思う。

日本人同士の会話でさえ通訳が必要な程 分かりにくい言い回しをしていては、外国人に対しては全く意志の疎通ははかれないだろう。

“阿吽” は日本独特の美徳と言う人は多いと思うが、今後 益々グローバル化していく社会、特にビジネスの世界においては、混乱を招く元凶になってしまうだろう。


☆ “バナナの眼”

外見は黄色(日本人)だけど中身は白色(白人) まるで “バナナ” のようだと言われる人種がいる。
そんなバナナの視線で物事を観ると、以外に面白いものが見えてくる。

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