2011年04月29日
娘のために馬をかう

隣のクリスの家にいるハスキー犬のプリンスは自分よりも大きな体をしているが、全く怖がる事もなくよく一緒に遊んでいる。
アメリカは子供の情緒面の育成に動物との触れ合いを積極的に取り入れているようで、娘の通っている私立のプリスクールでも各教室にうさぎやモルモット、トカゲや鳥などを飼っていていつでも触れるようになっている。

今回そんな娘のために馬を飼うことにした。といっても本物の馬ではなくおもちゃ。このおもちゃが凄い。センサーに反応して人のいる方に首を向けたり、状況に応じて泣き声も変わる。付属の人参を咥えさせるとカリカリと音を立てながら食べるのだ。
大きさも娘の身長くらいあるので、一見本物に見える程。どうやら娘も最初は“もしかして本物?” と思っていたのではないかと疑うほど喜んでいたが、私が遊ぶ度にお腹にあるスイッチを ON/OFF に切り替えるのを見ておもちゃだと確信したようだ。
気がつくとこのメーカーのおもちゃを沢山持っていた。有名メーカーのHASBRO 社製のものだった。流石 子供心&親心を掴むマーケティングをしてらっしゃる!
2011年04月28日
人間性回復研修

アメリカは DIY ( Do It Yourself ) 店に行けば何でも揃う
早速ブリック、土台作りの砂や砂利、用具を購入
芝を剥いで土台を作りブリックを積み上げていく。
ここで重要なのは斜度があるところを平行に均していく事
そうしないとブリックを積んだ後に歪み 見栄えが悪くなる。

これは1週間程度テレビもラジオも新聞もない環境で安比高原の牧場でテントを張って寝泊りし、牛や馬、鳥の世話など牧場作業をしながら自然と協調した生活を送るというもの。
この目的は日頃の仕事のみの生活から離れて人間性を回復するという事と、自分達がいなくても組織はしっかりと動くものだという若手の鼻っ柱を少し折ってやろうというものらしい。

地方営業所は大企業の一端とはいえ 中小企業のようなもの
トップ自らがある程度のところまで引っ張っていかないと組織として動くまでには時間がかかる。
会社の思惑とは違ったが随分と勉強をさせてもらい、今でも糧となっている。
2011年04月26日
アメリカ復活祭 イースター

復活祭はキリストが生き返った事を祝う祭り。
基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がイースターになるので毎年違う日となり、アメリカでは多くの店が休みとなるが、最近はこのイベントにあわせて大セールをやるところも増えてきている。
アメリカも不況から抜け出す為にあらゆるイベントをセールスにいかしているようだ。
この不況下でも急上昇している “”アウトレットモール“” も前日の土曜日にはアウトレット価格から更に 60% Off といった大セールを展開していた。
ところで、イースターには卵とウサギはつきものだが、何故ウサギと卵?
卵は肉、乳製品などと一緒に禁止されていた食べ物がこのイースターの日に解禁になることから派生し、イースターバニーが草木に再び生命が甦る喜びを運ぶ。また跳ね回る姿に躍動を覚える事からウサギが登場するわけだ。
だけど うさぎは卵から産まれないのに何故うさぎと卵なの? と疑問に思う人が多いようだ。
アメリカ人にこの事を尋ねると意外にちゃんと答えられる人が少ないのが面白い
2011年04月24日
エッグハント

これは家や庭、広場などに隠されたお菓子やおもちゃが入った卵型をしたカラフルなプラスチック容器を子供達が探すといったゲーム的な遊び
毎年イースターの1週間くらい前に至る所で開催される。
今年は生憎の雨模様だったので、広場ではなく室内に変わった。

普段であれば広い園内に隠されたエッグを探すのだが、室内に設けられた特設会場の一角に卵がむき出しにおかれていて、1人20個まで取って良い事になっていた。
やる気満々だった娘は拍子抜けしていたが、自分の欲しい色を数個取って喜んでいた。
それをみた係りの人が 「もっともらって良いのよ」 と言って持参したカゴに溢れるまで入れてくれた。アメリカ人って本当に気がいいね

会場にはピエロが風船でウサギや犬などを作って子供達を喜ばせ
イベントを盛上げている。
その後 動物と触れ合える園内で牛や馬、やぎや鳥といった動物達と楽しく戯れる。
嬉しそうに遊ぶ子供達の姿を見るとハッピーな気持ちになれる
2011年04月20日
動く絵

ディズニー関連でもう1つ
クルーズ船内のいたる所に絵画が飾られている。
もちろん全てディズニー関連のものだ
その中の10数箇所は特別なカードをかざすと動き出す。
カードは4階でレジスターをすれば誰でももらえる。
そしてそれらがゲームになっていて、1つのゲームをクリアすると指令が出て次の絵の場所が指示される。全ての絵画を動かしてゲームに勝ち進むと謎が解ける仕組みになっているのだ。
子供向けのゲームだから絵の中にある鍵にカードをかざしながら左右に動かして鍵穴にさし、カードを回転させると鍵もそれに併せて回転して鍵をあけるといったような それ程難しいものではないのだが、子供達にとってはハラハラドキドキで真剣&楽しそうにやっている。
こうやってゲームを楽しみながら、実は船内を動き回らせ何処に何があるかを自然と知らせているわけだ。
素晴らしい戦術に脱帽
2011年04月17日
ディズニーの凄さ

話は2ヶ月前程遡るが、ディズニークルーズで感じた素晴らしいマーケティング手法をご紹介
どこのアミューズメント、エンターテイメント、イベントに出向いても必ず記念撮影をされ、あとで買わされるというシステムはご存知だろう。ディズニークルーズもご他聞に漏れず まず乗船前にパチリ キャラクターと一緒に1枚、食事中にもパチリなど至る所で写真を撮られる。
ただディズニークルーズの凄いところは、プロのカメラマンが撮ったあとに自分達が持参したカメラでもスタッフが快く撮影してくれるというところだ。プロが撮影すれば自分のカメラでの撮影はご法度のところが多いのに、ここは逆にウエルカムなのだ。
これじゃプロが撮影した写真なんて誰も買わないのでは? と思っていたが 流石ディズニー!
撮った写真はすぐに3階の写真コーナーにプリントされ保管されているのだ。しかも船内の至る所にあるスクリーンで撮影された写真をチェックする事が出来る。これも全てチェックインの時に渡されたカードで出来るシステム
写真コーナーではカードを画面にかざすだけで、自分達の写真がどこに保管されているかドナルドの何番などと表示されるのだ。まるで最先端の図書館のようで、棚から自分達のファイルを取り出せば、今まで撮影された写真が全てプリントされて収まっている。コレを見るとついつい買いたくなっちゃうんだよなぁ この消費者心理を擽る演出が凄い。
撮影、サービス精神、システム どれをとってもディズニーのマーケティング力の素晴らしさを感じる。
2011年04月16日
永遠の未完成

東京ディズニーランドが4月15日に営業を再開 節電のため営業時間は短縮との事
入場料金のうち @¥300 を 5月14日までの1ヶ月間震災の寄付に回す
1983年オープンした年の年間来場者は約1,000万人
2009年度はディズニーシーと併せて約2,580万人
1ヶ月平均入場者数約215万人と考えると6億4,500万円の寄付が集まる事になる。
永遠に未完成といわれるディズニーランド
次から次に新しいアイディアとアトラクションが増え続けていく
やはりここは夢と魔法の王国なんだなぁ
2011年04月13日
子供なんだから

我家では3歳までは絶対に怒らない子育てをした。
これは3歳までに情緒面が育ち、その間に怒らないことが良いという事を聞いたからだ。
その影響もあり今も怒ることは殆どない。
叱らなければならない時はアメリカ式に諭すやり方にしている。
その時も諭していたつもりだったのだが 「だって子供なんだから分からないよ」
ハッとした。
確かにそうだよなぁ 4歳の子には難しいかもなぁ
この時期ちょうど新入社員を迎えるシーズンだ
学生と社会人では大きな違いがある。社会に出た者としては当たり前と思っている事も学生だった彼ら、彼女達にとっては当たり前ではないことがたくさんある。子供と同じだ。
時には子供目線で見て、聞いて、考えて教育する事も大事であり、また彼らから教えてもらう事もたくさんある事を忘れてはいけない。
2011年04月12日
予選敗退

今年は昨年の優勝もあり、トップリーグでの参戦となった。
流石に対戦する相手も強敵揃い。その中でまず2勝しないと決勝リーグには進めない。あっさり負けて予選敗退してしまった...
健康管理の為に再開したテニスだったが、今や週に3回プレイするほど はまってしまった。毎回2時間テニスをすると かなり汗もかき程好い運動となるばかりではなく、その時間を作る為に仕事にも集中出来る。
それと何より 負けたくない、勝ちたいというエネルギーが色々な方面に良い影響を与える。
一時期の仕事漬けの毎日を振り返ると趣味を持つ事の大切さ、時間の有効利用を実感する。
それにしてもアメリカはスポーツ環境が素晴らしく整っている
子供の頃から親しめる環境、国民を巻き込んだマーケティングなどなど
アメリカの底力をここにも感じる
2011年04月10日
日米 危機管理の違い

自国内及び国外で起こった有事に対して アメリカ国民を守る政府の対応と危機管理の速さは見習うべきものがある。
9.11 以降アメリカの危機管理は過剰ともいえるほど敏感になってはいるが、事件が起こってからでは後の祭り 危機管理とはそういうものだと思う。
アメリカ政府だけではなく、外資系企業もそろって在日社員に対して避難勧告をしている。
例をあげればスウェーデンに本社を置く世界的カジュアル衣料ブランド 「H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)」 は震災の7日後には関東地方の10店舗を全店営業休止とし、法人機能も大阪市内のホテルに移転した。
店舗従業員(パートタイム社員、アルバイトなども含む計800人、家族も含め最大で2,000人)を関西地域のホテルに避難させた。勿論ホテルの滞在費用などはすべて同社負担。
このような迅速な対応を日本企業が出来るのだろうか?
グローバル化する世界環境の中で日本が国際社会で独立していくための真価が問われ始めている。
2011年04月09日
真夜中の電話

この時期 真夜中の電話で良いニュースのはずがない....
以前は海外との連絡手段は電話、FAX、テレックスなどしかなかったので、真夜中に仕事の電話で起こされる事しばしば。
今はメールやスカイプなどありが FAX や国際電話をかける機会もかなり減った。
そう考えるとネットの発展にともない世界がより身近になり、ビジネススタイルも随分と変わった。
さて、この真夜中の電話だが義父が FAX を送るつもりでかけてきたものだった。
計画停電や節電の影響で メールやスカイプがうまく繋がらず FAX でランタンが欲しい旨伝えたかったようだ。
停電になると部屋が真っ暗になり、懐中電灯ではやりきれずランタンが必要という事で買いに行ったらしいが、どこも売り切れ。ネットでは価格が高騰してしまい買えない。
早速 3段階に光度調整の出来るランタンを送った。
数日後スカイプで4歳の孫とランタンをつけたり消したりしながら嬉しそうに話す義父の姿があった。
2011年04月08日
一流の人

テレビから流れてくるお笑い番組を見ていても全く笑う事が出来なかった。
その時の苦労や心境は当事者にしか絶対に分からない。
だけど そこから立ち上がれたのは やはり人の励ましや協力、助けだった。
ビートたけしさんが被災地に芸人が笑いを届けようという動きがあるが、笑いは衣食足りて初めて存在するもので、それがない状態ではかえって迷惑になるだけ。震災が何とか落ち着いて立ち上がっていこうという時になって、初めて芸人が役に立つといったコメントを残した。
ある若手芸人がたけしさんに “35歳の時に何をしてましたか?” と質問した所 “こんな事をやりたいと思っていた” と未来系の回答が帰ってきた。多くの先輩芸人達からはあの時はもうこんな事をしていた。お前達も頑張れといった自慢に近い事を言われたそうだが、全く違った回答に感激し、また実際にそれをやってきた事に感動したそうだ。
同じような回答をした芸人がもう1人。松本人志さん
やはり一流の人は違う
“もう駄目だ” と思った時からがはじまり
あの時頑張ったから笑える今がある。
2011年04月06日
Today, all of us are Japanese

呼びかけでチャリティコンサートが開催された。
$50 からスタートする寄付金額で1000人以上参加という大変な
反響を呼んだようだ。
州知事、市長、上院議員達も応援に駆けつけ、翌日のChicago Tribune 紙にその件が取り上げらたので紹介しよう。
州知事をして "Today, all of us are Japanese" と言わしめたとのこと。
素晴らしいネットワークが世界に広がっている。
Chicago Tribune の記事
2011年04月04日
生命の誕生

“友人の天野君 第一子誕生” という素晴らしいニュース
男の子だそうだ。
震災の1週間後に産まれた新しい命 おめでとう!
彼はアメリカの自動車レースの取材のために年間200日程アメリカに滞在している。
ベイビーが生まれた時は一緒にいられたようだが、その前後はまた海外出張だったようで多忙を極めている。
そーいえば彼と久しぶりに再会したのもアメリカ行きの飛行機の中だったなぁ
私の娘が産まれた時に諸先輩方から言われた言葉 “子供の成長は速い。子育てを楽しんでね”
今もその言葉を実感しながら 子供の成長を見守れる喜びを感じる。
素晴らしい家庭を築いてください
お祝いは日通のアットホームエクスプレスで送ります
2011年04月02日
天才少女

シカゴにしては豪華なイベント。
矢野さんは1981年 シングル 「春咲小紅」 が大ヒットし2010年には森山良子さんと “やもり” というユニットを組んで活躍されている。デビュー当時から天才少女と言われ続け、挫折など味わった事がないのかと思っていたら、意外にも挫折の連続、落ち込む事は多いという。
少しでも勇気と元気と刺激をもらい、もっと自分も頑張ろう、アメリカ生活をもっと有意義にしようと思ってもらえればという気持ちから “おでかけUSA” にて毎月1日にアメリカで活躍されている方を紹介している “ブリリアント・ピープル” 4月はこの矢野顕子さんが登場
矢野さんのホームページでも今回の震災に対してのメッセージが掲載されている
矢野さんからのメッセージ