2010年03月28日

TGCに見る新しいマーケティング手法

東京ガールズコレクション(TGC)に見る 変わるマーケティング

丁度ミラノコレクションに続き 3月6日 第10回目のTGCが終わったので、今回はファッションを通してマーケティングについてお話します。

東京ガールズコレクション(TGC)をご存知だろか?

2005年 8月から年2回のペースで開催されている10代、20代のレディースを対象にしたファッションイベント。「日本のリアルクローズを世界へ」をテーマにしていることもあり、日本から海外への情報発信や日本への誘客を意図して、外務省や国土交通省が後援している。

従来のファッションショーと趣向が異なり東京ガールズコレクションは、小売販売を目的としている。主催者が、リアル・クローズ(現実性のある服)と提唱するファッション性がある普段着を、舞台上でモデルに着せ、会場で見せるだけではなくインターネットでショーの様子を配信し、その場でやインターネットサイトを通して販売するシステム。

香里奈や佐々木希などの人気モデルのほか ベッキー、ほしのあき、吉川ひなのなど芸能人、有名タレントが多数出演するほか、ゲスト歌手のライブが行われることもあり、ファッションを中心とした一大イベントだけに多くの若い女性からの人気が高い。

2009年9月5日に開催されたTGCでは、10~20代の女性約2万人が参加。開幕24時間以内のケータイやPCを通じてのネット販売と会場内での販売を合計した売上が約5900万円だった。金額的にはそれ程驚くほどのものではないのだが、注目すべきは従来のファッションショー、ファッションイベントとはあきらかに違う手法をとっているということだ。

パリコレ(パリ・コレクション)やミラノ、ニューヨークなどの既存のコレクション(ファッションショー)が、服飾メーカーが自社デザイナーの新作をバイヤーやマスメディアに紹介することを目的としているのに対してTGCはその場での販売を目的として大成功している。

ここで何が言いたいかというとTGCが凄いという事ではなく、マーケティングの手法が変わってきているという事だ。ここに気がつくという事が最も重要な事。

それともう1つファッション関連で言えば ユニクロの成功をはずしては語れないだろう。今最も成功している企業の1つにあげられているが、ユニクロだって浮き沈みがあったのだ。ここでは触れないが ユニクロにも発想の転換がある。

多くの人は大量仕入れ、大量生産でコストを下げた事に成功の秘訣があるように考えているが、実はその前にファッションの常識を覆した事に気がつくべきだ。カラーバリエーションだけで 何の変哲もない素材を商品に変えてしまったのだ。

モノを売る事に対する発想を転換しない限り この不況下で皆と同じ事をやっていても絶対に売れない。売れない時代にモノをどうやって売るか TGCに物凄いヒントが隠されている。
  


Posted by UNI-CON INC. at 14:24Comments(0)マーケティング